今、国内のVtuber市場は800億程度で、国内にはおおよそ1万5000人程度のVtuberが活動、毎月100人程度がデビューしているとも言われています。
YOUTUBEを中心とした多様な配信ツールで活動していますが、今では地上波のバラエティー番組にも出演する機会も増えているなどまさに飛ぶ鳥を落とす勢い。
Vtuberの中には
・ゲームがうまい
・雑談等のトークがうまい
・企画力が高い
・歌がうまい
などいろいろな特徴を持ったVtuberが存在していますが、特にゲームと歌に関してはプロも顔負けの実力を持ったVtuberが多数存在します。
特に今注目されているのが「歌唱力」の高いVtuber。
歌ってみた動画をきっかけに、オリジナル曲の作成、全国流通CDの発売、オフラインライブの開催など、有名アーティスト顔負けの活動を行なっている方もいらっしゃいます。
今回は今熱い「歌うまVtuber」を紹介したいと思います。
今回は女性Vtuber編です。
1.星街(ほしまち)すいせい (ホロライブ)
歌とアイドルをこよなく愛する永遠の18歳のアイドルVTuber
元々は個人勢として2018年3月22日にデビュー。その後ホロライブプロダクション所属となり0期生として「すいちゃん」の愛称で活動しています。
直近で公開したオリジナル楽曲「ビビデバ」は5000万再生突破しており、新宿のクロスビジョンではMVが流れたり、めざましテレビにてインタビューされるなど、今最も露出の多いVtuberです。
日本最大の音楽YouTubeチャンネルとして有名な「THE FIRST TAKE」にVTuberとしてはじめて出演し、現在のVtuberの立ち位置の礎を作り上げた1人とも言えます。
Vtuberのことは知らなくても歌自体は聞いたことがあったり、すいちゃんの名前は知ってる人も多いと思います。
彼女の歌の魅力は、突き抜けるような高音から幅広い低音まで幅広い音域を操り様々な楽曲を歌うことが可能で、まるで魂が震えるような歌が耳に飛び込んできます。
下積み時代が長く、彼女の夢を叶えて突き進む姿、困難を乗り越えて実現させていく過程は自然と応援したくなる存在です。
2ndアルバム「Specter」/星街すいせい
大人気女性VTuberグループ「ホロライブ」で、歌を武器に圧倒的な存在感を放つ星街すいせいが待望の2ndフルアルバムをリリース!
YouTube登録者数は160万人、Twitterフォロワー数は110万人を突破と、
着実にスターの階段を登っている、今注目のバーチャルアイドル星街すいせい。2021年9月に発売した全国流通フルアルバム『Still Still Stellar』は、
オリコン週間デジタルアルバムランキング、Billboard JAPAN Download Albumsなど多数のチャートで1位を獲得。2ndアルバムとなる今作では、2022年4月にリリースをした『TEMPLATE』に加え、
Ayase、じん、田淵智也、ナナホシ管弦楽団ら豪華クリエイター陣が書き下ろした全11曲を収録した作品となっている。
2.町田(まちた)ちま (にじさんじ)
上から読んでも下から読んでもまちたちま
お次に紹介するのは、にじさんじ所属の町田ちまです。
彼女の特徴は、普段と歌う時の圧倒的なギャップです。
普段は幼い見た目相応の穏やかな声で配信を行い、リスナーに癒しを届けているのですが、いざ歌ってみると印象が激変。
声をメロディに乗せて歌うことが圧倒的に上手く、かと思えば低音と高音の抑揚の付け方が上手く、特に高音のハイトーンボイスでは圧倒的な歌唱力を披露しています。
本人の普段の配信とのギャップがとにかくいい意味で驚きで、本当に同一人物か?と思うほど突拍子もないことを始めたり、自身の歌唱力をネタにしたりと配信&歌の両面で町田ちまというVtuberの存在が際立っています。
「まちだ」ではなく「まちた」なのでお間違いなくww
1st mini Album「The Pages」/町田ちま
Nornisとして活動する町田ちまの初となるミニアルバム。
温もり、怒り、希望、絶望・・・
“君” のことを想い芽生えた感情から生まれた5つの物語。
ユリイ・カノン、なきそ、他にも様々なフィールドで活躍する気鋭のクリエイターが参加。
3.天神子兎音(てんじん ことね) ユニバーサルミュージック
2018年4月にニコニコ動画&YOUTUBEにて活動開始したVtuber界隈に中では古参のVtuberになります。
天神子兎音としてボカロ曲を中心に100曲以上の歌ってみた動画を投稿し続け、その後2020年11月にユニバーサルミュージックのレーベル所属となり、「Kotone」名義としてシンガー活動を行い、メジャーシングルの発売も実現しました。
こぶしを効かせた歌い方が彼女の特徴です。ガツンとした歌唱とサビ終わりでの強弱のギャップの付け方はまさにかっこいいの一言です。
また楽曲の歌詞が特徴の一つで、強烈なメッセージ性に富んだ名前と歌詞が多いのも特徴です。
4.HIMEHINA(ヒメヒナ)
田中ヒメと鈴木ヒナのディエットのヒメヒナ。
活動は2018年2月からで、初めは無所属で活動していましたが、有志のクリエイター集団が集まってできた株式会社LaRa (Studio LaRa)がHIMEHINAの活動母体となっています。
主に歌の活動が中心ですが、YOUTUBE上で定期的に企画配信を行なっており、ユニークな内容なものが多いです。
彼女たちは歌とダンスを交えたMVが特徴で、かっこいい楽曲とVtuberならではの動きを合わせて歌の表現力の高さが特徴です。
かっこいい動きの中で、おちゃらけたダンスを組み込む可愛い部分もあります。
歌唱力に関してもパワフルな歌声と合わせて、2人の波長のあった音楽がかっこよさを倍増させています。
3rdアルバム「提灯暗航」/HIMEHINA
バーチャルアーティストHIMEHINAは、2023年5月24日に3rdアルバム『提灯暗航』を発売。
2ndアルバム『希織歌』から約2年ぶりのオリジナルアルバムとなる今作は、テレビ朝日系全国放送『musicるTV』2023年5月度オープニングテーマ「WWW」ほか、全19曲を収録。
5.AZKi(あずき)(ホロライブ)
元々はホロライブプロダクション内にあった、「イノナカミュージック」というレーベルから2019年にデビューして、その後2020年にイノナカミュージックの活動終了に伴い、ホロライブに正式所属となりました。
※星街すいせいも同レーベルに所属しており同期という関係性。
彼女の特徴は、力強くも軽やかな声質が特徴です。幅広いジャンルの曲を歌うことができ、ポップからバラードまで様々な曲を歌っています。
ホロライブに所属となってからは配信も積極的に行うようになり、ゲーム配信や他のメンバーとのコラボなど精力的に活動しています。
安定感のある歌声と配信でも分かる彼女自身の人当たりの良さが人気の1つかもしれません。
2024年7月24日には待望メジャー1stアルバム「Route If」を発売予定。
豪華クリエイター10名が新曲を提供したおり、アルバムタイトルに込められた想いは涙腺崩壊すること間違いなし。
メジャーデビューEP「3枚目の地図」
ホロライブ所属・仮想世界の歌姫 AZKi 新たな決意を胸にメジャーデビュー!
4曲入りのメジャーデビューEPをリリース決定!2018年11月にデビューし、音楽特化型VTuberとして活動してきたAZKi。
2021年4月、AZKi 7th LiVE「Stand at the crossroads」にて、
2022年7月に活動終了予定であった元来の道【ルートα】から、終わりの向こう側を目指す【ルートβ】への分岐を発表。
今回のメジャーデビューにより、ルートα/βを超え、未開拓の第3の道【ルートγ】へと歩みを進めていく。
【アルバム】「Route If」/AZKi 【通常盤】
2024年4月、YouTubeチャンネル登録者数100万人を突破し、
7月24日にメジャー1stアルバム「Route If」のリリースが決定!
夢は、誰かの記憶に残る音楽を作ること。
購入ページはこちらから6.天音(あまね)かなた(ホロライブ)
2019年にホロライブ4期生としてデビューし、デビュー配信時にMicrosoft PowerPointを用いて自己紹介をしたことからPP天使というあだ名が付けられました。また握力が50キロあることからそれがキャッチコピーとなっており自身の挨拶にも使用されています。
2024年3月には待望のメジャー1stアルバム「Unknown DIVA」を発売。楽曲にはつんく♂が提供したことでも有名です。
彼女の代名詞と言えば、圧倒的な「ロングトーン」。4周年の記念配信の際に、「メフィスト」という曲を歌った際の、3段階に突き抜けるロングトーンが想像の倍長いと話題になりました。
彼女の持つハイトーンな声とロングトーンが組み合わさり、ボカロ曲から高音のアニソンまで難しい曲を歌いこなしています。
配信でも自身のリスナーとのボケとツッコミのやり取りのような掛け合いは面白くて配信自体も注目です。
【アルバム】「Unknown DIVA」/天音かなた
初となる全国流通フルアルバムです。
Giga & TeddyLoid書き下ろし楽曲『Knock it out!』をはじめとした、豪華アーティスト&作家陣による全12曲を収録。
購入ページはこちらから7.戌亥(いぬい)とこ(にじさんじ)
にじさんじより2019年3月にデビュー。
普段の配信はサバサバとした関西弁の口調と、時々コメントにグサッと刺さるセリフを刺す配信で人気ですが、歌唱力に関して「戌亥を語る上でその歌声は外せない」とまで言わしめる歌唱力に持ち主。
低音ボイスの歌声が圧倒的に強く、ポップからバラードまで幅広い楽曲をとにかくカッコよくクールに歌い切っています。
普段の配信のキャラとのギャップが彼女のかっこよさをより一層引き立てています。
1st mini Album「Telescope」/戌亥とこ
Nornisとして活動する戌亥とこの1st mini Album。
「夜と朝の狭間」「日が落ちてから日が昇るまで」をテーマに夜空の表情をエモーショナルに描く。
宇宙(そら)は壮大で果てしないと思っていたが朝になると魔法がとけ、いつもの一日が始まる。
8.音乃瀬奏(おとのせかなで)(hololive DEV_IS)
ホロライブプロダクション傘下のhololive DEV_ISよりデビューした「ReGLOSS」のメンバーの一人で2023年9月にデビュー。
グループ楽曲でデビュー曲の「瞬間ハートビート」をデビュー直後にデジタルリリースしました。
ReGLOSSが歌に力を入れているユニットとあって、他のメンバーも高い歌唱力ですが彼女は個人的にはその中でも随一であると思います。
優しい高音と息遣いが彼女の歌の最大の魅力です。その中でも時折力強さのある歌い方もできるため、歌に込められた感情が直接響いてくるような魅力があります。
公式プロフィールには「音楽家の卵」とあり、歌活動にはすごく精力的です。
2024年4月には「瞬間ハートビート100曲歌いきる耐久配信」を行いリスナーを驚愕させました。
デビューしてまだ日が短いためこれからの活動がとても楽しみな1人です。
9.倉持(くらもち)めると(にじさんじ)
2023年1月16日にIdios(イディオス)のメンバーの1人としてデビュー
にじさんじの運営母体のANYCOLOR株式会社が運営するバーチャルYouTuber育成プロジェクト「バーチャル・タレント・アカデミー(通称VTA)」の2期生として下積みを行い、にじさんじで正式デビュー。
普段の配信ではゲームや雑談、歌枠を配信を中心にゲラ声と呼ばれる笑い声の絶えない賑やかな配信です。
ただ、歌ってみたや歌枠ではその賑やかな配信からは想像もつかないような、大人びた歌声を披露してくれます。
他にもダンスが得意でHIPHOPをLAスタイルで踊れたり、同期メンバーの記念配信の楽曲の振り付けを担当したり、にじさんじ内でも評判が高いです。
まだまだ歌活動はそこまで多くありませんが、これから徐々に増えていきダンスを披露する機会も多くなりそうで個人的に目が話せません。
10.白玖(しらたま)ウタノ (UniVIRTUAL)
2022年12月に設立されたばかりの新設VTuber事務所UniVIRTUALから圧倒的な歌唱力を引っ提げてデビュー。
歌枠を中心に活動し、低音バラードからアニソンまで数多くの楽曲を歌い、レパートリーは1000曲以上。
歌枠配信でも「本気の歌枠」称した入念に準備された枠や、ギターでの弾き語り配信など歌に対して精力的に活動しています。
彼女の最大の魅力はやはり、幅広い楽曲を歌うことができること。レパートリーの多さも納得の、高音から低音まで高低のカバーが抜群で、カバー楽曲のオリジナルのイメージを損なわず、それでいて自分の色を曲に乗せるのが上手いです。
他の大手事務所と比べて注目度が低い事務所で注目度が低いですが、どんどん注目されてほしいVtuberです。
まとめ
個人的に上手いと思う&注目している女性Vtuberを紹介しました。
今回挙げた方以外にも、様々なVtuberが活動していますので自分で発掘してみるのも面白いかもしれません。人それぞれバックボーンがあり想いを持って活動をしていますのでぜひそういった観点からも見てみてください。